現代の65歳以上の高齢者!どうしてこんなに長生きになってきたの?

本格的な超高齢化社会になって、実に思うことは長生きなお年寄りが多い事です。健康的でいつも元気に交通機関を利用して出かけるお年寄りも多く見かけます。

私の母も80歳になり、認知症にならないようにと、老人会のサークルに毎日参加しています。私の祖父母はもう今の母の年令になる前に他界しています。祖父母は明治時代の生まれでしたから、時代の違いって言うのも大いに関係はありますね。

それに考えられないことは、私の子供達はすでに成人していますが、それでも祖父母が元気に生きているってことです。それに子供達の同級生でも結婚して、その結婚式に私の親世代、つまり祖父母が出席出来ていることです。

そして長生き出来たお蔭で、母の知り合いなどでは「ひ孫」を抱いたり、世話したりしている話も聞くようになりました。子供達が結婚して、赤ちゃんを設ければ今度は私がおばあちゃんになる番が来たんですよね。(笑)

さて、私の母だけでなく、今の高齢者は何故こんなに長生きになってきたのでしょうね。それはやっぱり医療の進歩といい薬が増えたこと、そして高齢者福祉サービスが昔と違って充実してるからです。

認知症にしても、早期発見なら薬で進行を抑えることも出来るようになりましたし、家族で介護しきれない場合は老人ホームに入れることも可能となりました。ですが高齢者が長生きするようになって、まだ自分のことが自分で出来る元気なうちはいいのですが、これが寝たきりやもし持病持ちが悪化となった場合だと家族は大変な思いを強いられます。

寝たきりであっても、点滴で延命治療したり、高齢であるにも関わらず、きかなくなった足腰をリハビリしたりすることも多々あります。

大きな病院へ行けば、待合ロビーの殆どが高齢者で埋め尽くされています。車いすに乗ったり、ストレッチャーに乗せられた意識のない高齢者患者なども見かけます。確かに医療は発達して、薬のお蔭で現代の高齢者は長生きできるようになりました。

病気にしても、昔では分からなくて治療出来なかったことも、今では可能となり、自宅療養で静養している高齢者もいます。薬や医療体制はよくなりましたが、病院での入院体制の受け入れは高齢者人口の増えすぎで、難しくなって来たのも現状です。

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食生活に常に気を付けて、暴飲暴食は決してしないこと、そして外で仲間との関わりを持つことが健康で長生きすることを心掛けている高齢者もいます。

私の祖父母世代とは全然違いますね。本当に長生きの延長って感想を持っています。長生き出来れば、その分昔から現代までの世の中の流れを見ることは出来ますが、病気になってしまうとどうしても家族に負担がかかってきます。

現代の高齢者の寝たきりで意識がないのに、延命治療には疑問を抱きます。確かに心臓だけが動いていて、家族とは話すことが出来ないのです。認知症にしても酷くなると徘徊する例も多いです。こういう場合、家族ではとても対処しきれません。

そこで介護サービスやディサービスなどを利用する事もあります。そういったサービスの充実性も今の高齢者を長生きさせています。これからもどんどんサービスが増えれば増えるほど長生き出来て当たり前と言えます。

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医療も福祉も年金も更に深刻になる!もう支えきれない日本

少子高齢化はもう日本人であれば、赤ちゃんからお年寄りまで誰でもが抱える深刻な問題です。少子化問題については少しでも出生率が上がるようにと、子育て支援などをしたり、保育園の数も増やす対策をしています。

高齢化問題では、少しでもお年寄りに健康でいてもらうために、地域で様々な行事を行っています。老人会サークル、ラジオ体操、グランドゴルフ、老人ホームの掃除や草取りなど常に体を動かす催しものを開催しています。

少子化を抑えるには、やはり女性が子供を産みやすくして育てやすい環境づくりと、同じような立場の若いお母さん同士の交流が大切です。それから長く働けるような雇用情勢にすることです。

私の若い頃のような「終身雇用」制度が復活すればいいと思います。やはり定年まで同じ職場で働けることが男女ともに安心感をもたらすことになり、子供を一人っ子にせず2人、3人と増やす気になれます。

そうすれば子供人口が増えるきっかけをもたらし、高齢化を抑えることも可能となります。

ですが現代の日本はそういった気配がまるで見えてきません。これだけ増加し続ける高齢者人口に今後も日本が支えて行けるととても思えません。

今は入院しても、3ヵ月くらいで強制的に出されてしまうということをしょっちゅう耳にします。それくらい医療機関にも1人の患者の面倒は見きれないってことです。治療の長引く患者に対しては、医療機関をたらい回しにされることも珍しくはありません。

老人ホームにしても、入居者の世話をするにあたっての介護職員が不足がちで、手が回りません。そうなると現役の介護職員の超過勤務がどんどん増えて行くばかりです。

福祉関係にしても、65歳以上の高齢者に交通費を無料にするなどのサービスがありますが、これもいつまで続くか分かりません。そのうち無料は対処しきれなくなって、半額負担ってことにもなりかねません。

私個人としては、高齢者に対するサービスは勿論大事ですが、子育てに関するサービスもどんどん増やすべきではないでしょうか。やはり子育てって環境も大きく左右します。私だって長男、長女が小さかったころは近所に同じような立場の人が全然いなくて、常に孤独感、疎外感を感じていました。

ですから国もそんな若いお母さんたちの気持ちをもっと分かってあげるべきです。どうしたら子供を1人でも多く産む気になれるか、育てやすい環境にするにはどうしたらいいのかなどの対策もして欲しいです。

少子化問題はもうそれらしかありません。

そして私達のいえ、若い世代から気になる最大の将来の年金問題。徐々に受給額が現代から減り始めているので、本当に不安が大きくなるばかりです。払うだけ払わせておいて、いざ私達が老いた時にはもう年金の受給資格は抹消なことになれば、日本国民が怒って、どんなことになるか分かりません。

もう日本の財政もやれ医療だ、福祉だ、年金だと追い付けていないと言えるのではないでしょうか。

高齢者人口が増え続ける中で、世の中の重要な若い働き手だって減少に転じてるわけですから、もう我々年老いても働かざるを得ない状況になってきています。

もしかすると高齢者ばかりに医療や福祉などが優先されて、64歳以下の我々は何でもかんでも後回し傾向になりかねません。

今の日本政府に問いたいですね。もう何もかも対処しきれない所まで来ているのではないのですか?と。日本の未来は今現在は決して明るくはありません。支えきれない、壊れそうなリスクを大きく抱えているのが現状です。

現代の若者の生きづらさ!それは日本政府にも原因があるのでは?

私は日本が丁度高度経済成長期の時代に生まれました。物心ついた時から、身の回りにはテレビや洗濯機、掃除機、電話、ガスコンロなど生活に必要なものは全部揃っていました。

テレビ等まだ白黒だったり、カラー放送だったりと電化製品の進化の予感を感じさせるような時代背景がありました。そして両親は生活を支えるために一生懸命働いていました。当時昭和40年~50年代は仕事も沢山あって、安定して働けた大人が多かったとも言えます。

ですが今のように家には個人部屋があったわけでもなく、テレビも家族で1台の時代でした。ですが私はその生活形式が当たり前だと思っていました。

私が20代になって働きだした頃、徐々にコンピューターなどの端末が登場しつつありました。仕事の処理をするときには私の若い頃からコンピューターを使うのは日常茶飯事のことだったのです。

電話も黒電話からプッシュになり、ますます便利になっていきました。雇用制度も「終身雇用」でしたので、誰もが安心して働いていました。

ですがいつのまにか「終身雇用」時代は終わりを告げ、アルバイト、パート、派遣社員など正社員で働かない「非正規」という言葉が日常的に使われるようになりました。ですから非正規人口がどんどん増えて行く有様となりました。これが平成になってからの「バブル崩壊」が招いたものです。

その後日本は一気に不景気な時代を迎え、大学生の「就職氷河期」などと呼ばれることもありました。大学生が就職したいのに、なかなか受け入れてくれる企業が少なかったのです。

折角いい大学を出ても、就職できずに「就職浪人」となってしまい、正社員としての働き口が見つかるまでアルバイトで働く若者が増えました。長引く不況で、就職口が見つからない若者たちは途方に暮れるばかりでした。

現在はやっと長引いた不況から脱して、若者が企業に応募するにはまさしく「売り手市場・買い手市場」と変化してきましたが…!!ですが現代の若者はいささか生きづらさみたいなものを感じています。

え?今はお金を出せば何でも物が買えるし、誰でも携帯・スマートフォンは持ち歩いてるし、パソコンにしたって好きな時に出来る環境になった便利な時代の人間なのに何故生きづらいの?って疑問を感じる方も多い事かと存じます。

その生きづらさはバブル崩壊後の招いた不況が原因でもあります。その不況な引きずりは多くの若者に影響をもたらしました。まさに「就職氷河期」のど真ん中にさらされた若者たちは特に生きづらさを感じているのではないでしょうか?

就職したくでも出来なかった、仕方がないので正社員で働けるところを探しながら、アルバイトでつないでいた事例が非常に多いからです。

それに仕事探すにしてもやたら企業側は「即戦力」を求める人材が多く、いくら応募しても不採用にされてしまう…これでは折角やる気になっている若者のこれから出そうとしている芽を潰しているようなものです。

いくら生活は豊かになっても、即戦力の言葉自体が現代の若者に圧力をかけ、生きづらさを感じさせていると言えます。ですから引きこもりやニートなど、自分に自信を失って家に閉じこもってしまう事態を招いてしまったのです。

日本政府はそういう若者の生きづらい考えなど、全然取り上げてはいません。どうしたら若者にとって、現代社会を生きやすく出来るのか、また正社員として長く働けるような世の中に築いていくにはどうするべきか?などもっと積極的に討論すべきです。

何でも曖昧な形にしてるから、何を信じたらいいのか分からなくなるのです。本当に日本政府の対応の仕方にも原因はあります!

2025年団塊世代後期高齢に!一気に高齢人口が増えて不安な意見が

今一番高齢化社会で心配をもたらしているのは、2025年に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者の時期を迎えることです。戦後混乱に生まれた第1次ベビーブームの世代が後期高齢に突入すると、一気に高齢化社会に拍車がかかり、街中のあちこちを見てもお年寄りだらけになることがもう見え見えです。

それだけではありません。高齢人口が多くなればなるほど一番不安なのが、「医療」です。今でも病院へ行くと待合ロビーは高齢者が殆どなのに、これ以上高齢者が増えるとますます医療関係にお金がいるようになります。

それに老人ホームなどもなかなか入居出来なくなる懸念も出てきます。それは介護職の人手不足で、高齢者の世話を出来る人が少ないということです。今も介護職は深刻な人手不足です。ですから2025年には高齢者人口が増えすぎて、受け入れる老人ホームの人数に対して、入居希望が一気に出て、とても対応しきれないということです。

病院にしてもそうです。高齢者の入院患者を受け入れる余裕がなくなり、入院治療をさせてもらえない心配です。例えば手術が必要な患者には対応するが、その後の入院についてはとても医者や看護師ではやりきれないので、自宅療養にするようにとも言われかねません。

寝たきりの場合、「延命治療」をしても、医療費がかさむばかりで、とても家族では対応しきれず、破産になりかねません。

老人ホームも病院も高齢者人口の増加でとても対応しきれないとなると、家族は一体どうしたらいいのでしょうか?今でもこんなに深刻なのに不安が不安を増やしていくばかりです。

2025年団塊世代後期高齢突入で、もっと心配なことは今よりも「認知症」のお年寄りが増えることです。認知症は自覚症状がないだけに、とても厄介な病気です。病気がある程度進行してしまうと、徘徊したり、自分のことも出来なくなり、更には家族、知り合いのことまで忘れてしまいます。

家族の同居の場合、何だかいつもと違うな?と気づかれても、1人暮らしの場合はそれがありません。認知症の高齢者が1人暮らしするのは大変危険で、まさに孤独死が多くなるリスクを高めていきます。

その為にも近所づきあいは必要とされていますが、今はそれすらも段々薄れてきました。ですから近所に住んでいても、お互いのことは何も分かりません。

認知症にならないためには、日頃から本人が何かしら対策を考えねばなりません。趣味を持つこと、人との関わりを常に持つこと、規則正しい食生活、適度な運動などが認知症予防につながると言います。

そして日本人がどうしても立ち向かうべき年金問題があります。年金は65歳から受給開始とされていますが、今後その年齢が引き上げられる可能性が非常に濃いです。もしかしたら70歳どころか、75歳に極端な話引き上げられるのではないかと思います。

もうそこまで日本の財政が追いつかないってことです。余りにも高齢者が増えすぎた理由からです。

団塊世代が後期高齢になった時、私ももう前期高齢者になります。そうなるとその頃も多分働いているのではないかと思います。いえ、どうしても働かないとやっていけない状況になります。

本当に不安が更に不安感を大きくして、未来の日本に明るさなど感じません。

このまま少子化が進めば?日本の人口減少は確実に進む!

よくテレビなどで1人の女性が一生涯で産む子供の人数は○人と報道されることを皆さんはよく耳にしませんか?

超高齢化社会を迎え、少子化がどんどん進むのは一体何が原因しているのでしょう?それはやはり現代の男女の晩婚化と労働条件が厳しくなってきたことです。それから女性の社会進出なども大きな原因とされています。

晩婚化などはもう私の若い頃から始まっていました。結婚よりも仕事の方が面白くて、家庭を持つことなど考えられないなど「家庭より仕事優先」が多くなりつつありました。でもそれは年月がたつにつれてどんどん当たり前の様になってきました。

労働条件も厳しさを増して、結婚も難しくしているのも子供を産みたくなくなる考えを起こしている原因です。この労働条件の厳しさとは一体どういうことなのかをご説明します。

私が新社会人になって働きだした時代は、日本の雇用は「終身雇用制度」でした。つまり1つの会社に入社すると、定年まで安心して働ける状態だったのです。それが今はどうでしょうか。企業側はやたらと「即戦力」と言った条件を出しては募集をかけています。

即戦力と言うくらいですから、研修などに時間をかけているとその分人件費がかかりますので、入社後すぐに仕事の出来る人材を求めているってことが改めてよく分かります。

その上「試用期間」だの、「雇用期間の定めあり」などの企業が多く、折角採用されても、企業の望む人材にそぐわないと「雇い止め」や「契約更新なし」なども多いです。ですから次を探すとなると、なかなか自分の思い通りにはいきませんので、それまで非正規(アルバイト・パート・派遣社員)として仕方なく働く人も多くなりました。

雇用状態が不安だと、男性の場合安心して働けません。ですからなかなか結婚に踏み切れず、これも晩婚化の1つの原因です。

そういう点、女性は正社員でも非正規でも関係なく働けます。これが男性と違う所です。ですが現代の女性も結婚に関する考え方がどんどん変化してきました。女性は結婚して家庭に収まって子供が出来ると暫くは働きに出ることは出来ません。

家庭に入って、主婦業をしていると何だか束縛されている!そんな思いが出てくるようになりました。ですから束縛を嫌って、結婚しない女性が増えてきました。

そういうわけで、子供を産みたくない、産んでも1人までっていうことで、少子化をますます進めているなどとも言われています。

ですから1人っ子家庭が増えてもおかしくないのです。本当に子供を産まない女性が増えてるわけですから、少子化に歯止めが効かないのはどうしようもありません。

平成28年(2016年)にはとうとう年間に生まれた子供の数が100万人を下回り、更に深刻化してきました。本当に日本の人口減少は確実に進んでいます。

少子高齢化が進んでも、今の所日本の人口は1億人以上キープされていますが、これもいつまで続くか分からないといいますか、もう1億人下回る時期が近いのではないかと見ています。

当然晩婚化も進んでるわけですから、年間の婚姻数も減っています。少子化に歯止めが効かないのは、何も女性の社会進出が原因とは言えません。

晩婚化と厳しい労働条件も問題です。この対策を講じないと何も改善はされません。日本政府は人口減少対策は何も考えていないのでしょうか?

増えるばかりの老老介護!これでは家族崩壊間違いなしだ!

皆さんは老老介護と聞いて、どんな印象を持っていますか?超高齢化が進んできた昨今、老老介護はもうアナタの問題にもなりつつありますよ。

私の母はとうとう80代となり、今はまだ元気で自分のことも出来て認知症の症状は出ていません。ですが父が早くに他界したため、もう1人暮らしはさせられません。ですが目の病気を患っており、いつ失明してもおかしくない懸念があります。

年老いていくと、誰しも体の衰えを感じ、持病があれば悪化する可能性もあります。そして認知症発症などの心配事なども沢山出てきます。ですから「ボケ防止」ということで、母の入会しているサークルでは脳トレなどを実行しています。

高齢者自身も自分の老いを感じて行くと共に、今では積極的に外に出て、体を動かす人も増えています。食生活、睡眠などの見直しもしています。

しかし、元気な高齢者がいる中、病気が悪化したり、骨折などで寝たきりになってしまったり、車いすの場合、要介護認定がつきます。その度合いによってどう世話をしていくのかはまちまちです。

ですが夫や妻、親など介護が必要になった時、家族は必ず面倒を見なければなりません。まして認知症など、自分のことが出来なくなってしまった高齢者には傍に人の存在がないといけません。

よく昔から年を取ると子供に返ると言われてきましたが、まさしくその通りです。食事の時でも噛む力が弱くなり、食が細くなりがちで、食べ残しが多くなります。少しでも沢山食べてもらうように、家族は工夫して、乳児が離乳食を食べるような状態でペースト状にします。

足腰が弱って、歩くことも困難になって車いすになると、これまた乳児のようにオムツをつけます。

しかし、乳児と違って、高齢者は老いたといえども体は大きいです。毎日乳児のように食事やオムツの付け替えなどをしているとそのストレスも半端ではありません。

こういう場合、老いた夫婦2人だけだったらどうなるでしょう?夫か妻のどちらかが要介護認定となり、世話する方も勿論年老いてるわけですから、体力的にもきつすぎます。しかも子供は遠くに住んでいて、頼れないとなるとますます負担は大きくなるばかりです。

核家族化が進み、世話する立場の人ばかりに負担がかかりすぎて、やがてはうつ病を発症したり、自分もきかない体に鞭打ってきたせいて、いずれかは倒れてしまう…そういったリスクまで招くわけです。

それが「共倒れ」です。誰にも相談出来ずに自殺を図ったり、介護の相手を殺してしまうなどの悲惨なニュースも聞かれるようになりました。それが老老介護の家族崩壊を招く悲惨な結果です。

老老介護は夫婦だけでなく、親子、兄弟同士でも増えてきました。親が長生きになり、90歳を超えているとすれば子供は還暦を過ぎた人達が年齢的には多いです。

でもいくら今の60代、70代が昔と比べて体力が向上していても、やはり65歳を超えれば、一般の高齢者の1人です。高齢の親を高齢の子供が面倒を見る…これが現状なんですね。

これだけ老老介護が増えたわけですから、やっぱり第三者の助けは必要です。でも介護のことは自分たち家族の問題だからと言って、なかなか他人任せに出来ないのも事実です。

でもそれはますます自分自身を追い詰めることになるので、まずは家族同士で相談して、何処の福祉サービスやディサービス、老人ホームなどの利用がしやすいのかを調べてみましょう。

やはり「困った時はお互いさま」精神で、深刻な問題にならないように常に助けを求めるのは大切なことだといえますね。

高齢者が増えれば増えるほど!若い世代の年金負担が重くなるのだ

0~14歳までの子供人口が65歳以上の高齢者人口を下回ったのは、2000年代以降に入ってからでした。その後もますます少子高齢化には歯止めが効きません。

少子化が進めば進むほど、若手の働き手が少なくなるどころか、今までとは違って不利な条件が重なっていくばかりです。

まず一番の不安要素は何といっても年金です。65歳以上の高齢者が今毎月安心して受けとれるのは、20歳~60歳までの働きさがりの人達が一生懸命仕事を持ちながら、厚生年金、あるいは国民年金を支払っているお蔭です。これは正社員から非正規など関係ありません。

今のところはまだ安泰かのように見えますが、でももう国から出る年金も加速する高齢化でパンパンになってくるのはそう遠いことでもありません。

特に自営業などは毎月国民年金を支払ってるわけですが、厚生年金とは違って、保険料が毎年どんどん上がってきました。夫婦で国民年金を支払うと、約35,000円です。

国民年金はやたらと保険料が高くて、いざ65歳になって受給資格を得ると毎月貰えるのは、1人分のおこずかいの額程度にしか過ぎません。ですから将来少しでも多く貰えるようにするには、「国民年金基金」に加入する必要があります。

この「国民年金基金」は毎月支払う国民年金とは別に保険料を支払わなくてはなりません。でもこの制度は若いうちから加入して置くと、保険料が安いのでお得です。例えば20代で加入するのと、50代で加入するのとでは、保険料が全然違います。

つまり、年齢が高くなればなるほど保険料も高くなっていくのです。「国民年金基金」こそが本当の自分に対する老後の積立金と言えます。今現在20代の若い人達で、国民年金を支払っている方々にはお勧めです。

さて、高齢者人口が増えて行くことで、若い世代の年金負担がますます重くなっていくのはもうだいぶ前から分かっていました。私の長男、長女も20歳を過ぎて、社会人になり、勿論福利厚生には加入してますが、特に長男は「もう俺たちが年金貰えるなんてあり得ない、自分たちが65歳になったらもう年金って制度や言葉もなくなるんじゃないか。」と懸念しています。

それに「今の高齢者のために働くだけ働いて年金おさめてるのに、何だか納得出来ない。」とも言っています。正直若者たちはこれから向かってくるこの年金負担にいささか不安な声をあげているのです。

「毎月貰う給料が半額以上ごっそり年金で取られるのではないか?」「もし非正規のままだったら収入が安定してないので、年金のために給料がゼロに近くなるのでは?」などです。

そこまで若い世代が追い詰められてしまったら、一体どうなるでしょう?1人暮らしや既婚者などもう生活出来なくなってしまいます。

若い世代の抱える大きな負担は何も年金だけではありません。介護保険も不安要素になっています。現在は40歳以上から介護保険の支払い義務は発生していますが、これも近い将来20代、30代からの支払い義務が発生する可能性大です。

いえそれ以上に年齢問わず収入のある人達全員対象ってことにもなりかねません。例えば10代の高校生のアルバイトから大学生のアルバイトまでもが介護保険を支払うことも否定は出来ません。

若い世代は高齢者が増え続けて行く一方で、支払う年金の重荷をどんどん背負っていく羽目となり、本当に不利な条件です。日本政府がどう対応するのかがカギです。

これから本当の高齢者の年金を支えて行くのは、バブル絶頂期~崩壊後の時代の昭和60年(1985年)~平成10年(1998年)生まれの若者世代だと私個人そう思っています。

進む高齢化社会!一番不安なのが将来貰う我々の年金だ!

65歳になったら誰もが貰う権利が出る「老齢年金」。ですが私個人としては、今この年金に対してとても不安に思っています。毎年送られてくる年金機構からのねんきん定期便ハガキを見てますと、本当に自分が65歳になった時に、ハガキに記載されている老齢年金の額の通りに貰えるのか?と疑ってしまいます。

今これだけ少子高齢化が深刻な問題になっているのに、果たしてハガキに記載されている額100%が将来老齢年金として、支給されるなんてとても思えないのです。

現代の65歳以上の人達、特に厚生年金を貰っている人は「徐々に年金額が下がってきている」と話しています。まして国民年金など、現在受け取っている人達(私の母も含みます)は現在1か月約65,000円の額だと聞いています。

このまま高齢化が進めば、国が対応しきれなくなって、今の半額以下になってしまうのではないでしょうか。そうなるととても老後は年金の収入は頼れません。今からでもうんと働いて貯蓄を増やしていくしか方法がありません。

私は30年間国民年金と厚生年金の両方を支払ってきました。ねんきん定期便で見ますと、今まで支払ってきた額は凄いのですが、だからと言って、その分自分の老齢年金として貰える保証は何処にもないと思っています。

私の母は今までとんでもない勘違いをしていました。国民年金も、厚生年金も支払ってきたのは、自分の老後のための自分の為の積立金だと思っていたのです。でも我々が毎月年金を支払っているのは、現在の65歳以上のためなんだと話したら、「そんなことあり得ない!」と聞き入れては貰えません。

高齢化が進むことによって、少子化が進めば、働き手の若い人達が減っているのはもう誰でも分かっていることです。国民年金などは毎年の様に支払額が上がっていく一方で、家計を圧迫するようになってきました。

ですから今でも国民年金で貰ってる額は少ないのですから、私自身どうせ老齢年金を有利にしようと思ったら、1年でも長く厚生年金を支払った方がいいと考えるようになりました。

役所の人でも、国民年金だけでず~っと払い続けるよりは、会社の福利厚生に入って厚生年金を払っていけば、将来国民年金の上乗せみたいな形で少しは有利になるだろうと教えられました。

厚生年金だと、週30時間以上でないと加入が出来ません。ですから考えに考えたうえで、フルタイムのパートを選び、採用されましたので加入することが出来ました。ですから自分なりに安心しています。

現在老齢年金受給中の母は、60歳までず~っと国民年金だけで保険料を支払ってきました。そしてやはり母自身も少しでも年金額を多く貰うために、65歳の時、あえて年金を貰いませんでした。聞くところによると、年金を貰い始めたのは、70歳になってからと聞きました。ですから65歳になった時点ですぐに貰うのではなく、多く貰うには年を引き上げる方法もあるのだと知りました。

ですが高齢人口が多くなっている今、老齢年金の受け取れる年齢も65歳から70歳、あるいはもっと先には75歳まで引き上げられる可能性が非常に濃いです。それだけ長生きになった高齢者が多くなった今、これからの若者には非常に不利な条件がどんどん増えて行くことは間違いありません。

50代の私ですら、もう年金のことは沢山貰えるとは思えません。これからはいかに働けるうちに働いて、貯蓄していくことが、老後の蓄えとして自分なりの安心感に繋がると信じています。

今の60代、70代は若いと言われる!それは働く人が多いから?

昔は「人生50年」と言われていました。人間、50歳になると天寿を全うする意味合いがありました。ですが現代は全く違います。人生50年どころか、もう80年、90年、挙句には100年などに変化し、それだけ人間の寿命が伸びてきた証拠でもあります。

その寿命が伸びてきた中で、現代の60代、70代はとても若く見られるようになりました。特に60代は高齢化社会の中ではまだまだ若い方に当たり、「老人」扱いされることにとても抵抗感があります。孫がいたら確実におじいちゃん、おばあちゃんなんですが、本人たちはまだまだ若い、決して老いてはいないと思っている人達が大半です。

私が初めて新社会人となった当時、定年退職は大抵55歳~60歳の間の企業が多かったです。でも近年自分がその年齢に近づきつつあって、50代での定年退職はまだまだ早い!と思うようになりました。(とは言っても、私は新社会人になったのは丁度20歳の時でしたので。)

ですが60歳での定年も近年では殆ど見られなくなり、65歳定年制が多くなりました。65歳と言えば、老齢年金を貰い始める年です。

でも超高齢化に入り、年齢が高くなっても結構体力のある人は多く、65歳を過ぎても働けるような「再雇用」制度が増えてきました。

ですから現代の60代、70代が若く見えるのは、まだまだ現役で働いている人達が多いからこそ言えるのです。私の知り合いで、団塊の世代の人達が結構いるのですが、皆さんやっぱり働き続けています。

老齢年金を貰いながら働いています。ですが団塊の世代の人たちから「もうこれからは私達の年代から老いても働き続ける必要性があるのでは?」と聞きました。これからますます高齢者人口が増えて行くのが分かっているからそういうことを話したのです。

「これからは年金だけでは暮らしていけない。」とか「厚生年金ですら毎月貰う額が減らされている。」との何とも不安な意見もチラホラ聞きました。

もう団塊の世代の人達は腹をくくっているのです。これからの高齢者は絶対に働かないと生活出来ないことなど…!!

こういうことを並べると何だかマイナス思考になってしまいがちですが、でも現代の60代、70代の皆さんって実に若々しいです。

朝早くマラソンやウオーキングして、心地よい汗を流したり、町内会で毎朝ラジオ体操に参加する人も大勢います。また朝早いアルバイトで、新聞配達をバイクや自転車でする男性も多いです。

定年後は只家にいるのではなく、今自分に何が出来るのかということで、皆さん積極的に体を動かすことを心掛けています。若い時から働いてきた人たちは、やはり65歳を過ぎても働く気満々です。再雇用で働いたり、「シルバー人材センター」へ行っては高齢者専用の求人を見て、仕事の斡旋などもしてもらっています。

ある意味、自分は働けるうちは何が何でも働く!と前向きです。

ですから若く見えてもおかしくないのです。ですから私の知り合いの65歳の女性は昔から働いていたお蔭で、肌がツヤツヤしています。本当に若く見えます。私にとっては良いお手本です。

70代になっても働いている人は多いですが、男性だとアルバイトで警備員をしています。道路工事や駐車場などで多く見ます。女性はスーパーの籠の整理整頓と言った所でしょうか。その他ビル、ホテル、駅などのトイレの掃除のアルバイトをしている60代~70代の人達も多く見ます。

高齢になっても、働ける限りはずっとそうしたいのが本音なのでしょう。働けることでいつまでも若いと言われたら、こんな嬉しいことはありません。

正確に知りたい!少子高齢化っていつから騒がれるようになった?

現代では当たり前の様に言われている「少子高齢化」。確かに子供の数はどんどん減っていき、その代わりに65歳以上の高齢者は増えて行くばかりです。

街中のスーパーへ買い物に行ったり、たまに用事でバスに乗ったりすると高齢者利用が殆どで、いかに日本は高齢化社会になってきたこと、そしてこれからも続くことがよく分かります。

それでは日本で少子高齢化と本格的に騒がれるようになったのはいつなのかを調べてみましょう。

出生率のグラフを見て分かったことですが、昭和45年(1970年)からすでに高齢化は始まっていました。まだ私はこの時は小学校入学前でした。そんな幼いころからもう始まっていたとは驚きです。

そうですね、第2次ベビーブームの後は出生率がどんどん下降気味で、第3次ベビーブームは実現しませんでした。無理もありません。でも昭和時代はまだ「少子化」の言葉自体存在がありませんでした。

只昭和50年代後半あたりから、「子供が減ってきている」といった言葉は聞いた覚えがあります。ですが子供の数は減っていても、まだ当時は65歳以上の高齢者人口より0才~14歳までの子供人口の方が上回っていたのです。

ですから子供の数が減っているからと言って、世の中そんなに深刻にはとらえてはいませんでした。

でもバブル絶頂期から崩壊後の昭和終期から平成に入ってからは、出生率がどんどん低下し、ついに平成4年(1992年)、少子化の言葉が日常的に多いに聞かれるようになりました。

その後も少子化どころか、今度は65歳の高齢者の数が増えつつあることで、平成6年(1994年)日本は本格的な少子高齢化時代を迎えました。もう1990年代半ばには、子供人口と高齢者人口が同じ位になり、そして2000年代に入ると、子供人口より、高齢者人口の方が多く、逆転してしまったわけです。

平成17年(2005年)は特に出世率は低く、史上最低の1.25%までに落ち込みました。ですがその後は少しずつ出生率は上がり、平成23年(2011年)には、1.39%までに回復しました。

ですが高齢化は相変わらず進むばかりで、現代では75歳以上の後期高齢者の人口まで増えてきています。

そして平成19年(2007年)には日本は「超高齢化社会」を迎えました。いかに少子化が進み、高齢者が増えて日本は深刻な問題へ直面しています。

ですからさかのぼって調べてみれば、平成6年(1994年)から日本は少子高齢化と騒がれ始めていたことが分かりました。バブル崩壊後のことです。

子供人口が減ったのも、やはり働く女性が多くなって、家庭や子供よりも仕事優先と考える人が多くなって来たのが大きな理由の1つに挙げられています。ですが日本の長い不況が続いたがために、大勢のリストラや、働きたくてもなかなか働けない人が沢山出れば、とても子育てどころではありません。

日本人は昔から外国と比べると働き者と言われてきたくらいですから、収入が少なくなって来れば、どうしても働かざるを得ません。まして既婚女性の場合、配偶者の収入だけではとても生活としてやっていけないので、例え短時間でもパートで働く人が多くなりました。

男性の場合でも不況のために不運にもリストラにあってしまい、それでも生活のためには例え非正規(アルバイト、派遣社員)であっても働かないわけにはいきません。

ですから日本の平成の長引いた不況が、少子高齢化を進めた、と言っても過言ではありません。これは日本の財政や政治、世の中の情勢にも大いに原因があります。