このまま少子化が進めば?日本の人口減少は確実に進む!

よくテレビなどで1人の女性が一生涯で産む子供の人数は○人と報道されることを皆さんはよく耳にしませんか?

超高齢化社会を迎え、少子化がどんどん進むのは一体何が原因しているのでしょう?それはやはり現代の男女の晩婚化と労働条件が厳しくなってきたことです。それから女性の社会進出なども大きな原因とされています。

晩婚化などはもう私の若い頃から始まっていました。結婚よりも仕事の方が面白くて、家庭を持つことなど考えられないなど「家庭より仕事優先」が多くなりつつありました。でもそれは年月がたつにつれてどんどん当たり前の様になってきました。

労働条件も厳しさを増して、結婚も難しくしているのも子供を産みたくなくなる考えを起こしている原因です。この労働条件の厳しさとは一体どういうことなのかをご説明します。

私が新社会人になって働きだした時代は、日本の雇用は「終身雇用制度」でした。つまり1つの会社に入社すると、定年まで安心して働ける状態だったのです。それが今はどうでしょうか。企業側はやたらと「即戦力」と言った条件を出しては募集をかけています。

即戦力と言うくらいですから、研修などに時間をかけているとその分人件費がかかりますので、入社後すぐに仕事の出来る人材を求めているってことが改めてよく分かります。

その上「試用期間」だの、「雇用期間の定めあり」などの企業が多く、折角採用されても、企業の望む人材にそぐわないと「雇い止め」や「契約更新なし」なども多いです。ですから次を探すとなると、なかなか自分の思い通りにはいきませんので、それまで非正規(アルバイト・パート・派遣社員)として仕方なく働く人も多くなりました。

雇用状態が不安だと、男性の場合安心して働けません。ですからなかなか結婚に踏み切れず、これも晩婚化の1つの原因です。

そういう点、女性は正社員でも非正規でも関係なく働けます。これが男性と違う所です。ですが現代の女性も結婚に関する考え方がどんどん変化してきました。女性は結婚して家庭に収まって子供が出来ると暫くは働きに出ることは出来ません。

家庭に入って、主婦業をしていると何だか束縛されている!そんな思いが出てくるようになりました。ですから束縛を嫌って、結婚しない女性が増えてきました。

そういうわけで、子供を産みたくない、産んでも1人までっていうことで、少子化をますます進めているなどとも言われています。

ですから1人っ子家庭が増えてもおかしくないのです。本当に子供を産まない女性が増えてるわけですから、少子化に歯止めが効かないのはどうしようもありません。

平成28年(2016年)にはとうとう年間に生まれた子供の数が100万人を下回り、更に深刻化してきました。本当に日本の人口減少は確実に進んでいます。

少子高齢化が進んでも、今の所日本の人口は1億人以上キープされていますが、これもいつまで続くか分からないといいますか、もう1億人下回る時期が近いのではないかと見ています。

当然晩婚化も進んでるわけですから、年間の婚姻数も減っています。少子化に歯止めが効かないのは、何も女性の社会進出が原因とは言えません。

晩婚化と厳しい労働条件も問題です。この対策を講じないと何も改善はされません。日本政府は人口減少対策は何も考えていないのでしょうか?