現代の若者の生きづらさ!それは日本政府にも原因があるのでは?

私は日本が丁度高度経済成長期の時代に生まれました。物心ついた時から、身の回りにはテレビや洗濯機、掃除機、電話、ガスコンロなど生活に必要なものは全部揃っていました。

テレビ等まだ白黒だったり、カラー放送だったりと電化製品の進化の予感を感じさせるような時代背景がありました。そして両親は生活を支えるために一生懸命働いていました。当時昭和40年~50年代は仕事も沢山あって、安定して働けた大人が多かったとも言えます。

ですが今のように家には個人部屋があったわけでもなく、テレビも家族で1台の時代でした。ですが私はその生活形式が当たり前だと思っていました。

私が20代になって働きだした頃、徐々にコンピューターなどの端末が登場しつつありました。仕事の処理をするときには私の若い頃からコンピューターを使うのは日常茶飯事のことだったのです。

電話も黒電話からプッシュになり、ますます便利になっていきました。雇用制度も「終身雇用」でしたので、誰もが安心して働いていました。

ですがいつのまにか「終身雇用」時代は終わりを告げ、アルバイト、パート、派遣社員など正社員で働かない「非正規」という言葉が日常的に使われるようになりました。ですから非正規人口がどんどん増えて行く有様となりました。これが平成になってからの「バブル崩壊」が招いたものです。

その後日本は一気に不景気な時代を迎え、大学生の「就職氷河期」などと呼ばれることもありました。大学生が就職したいのに、なかなか受け入れてくれる企業が少なかったのです。

折角いい大学を出ても、就職できずに「就職浪人」となってしまい、正社員としての働き口が見つかるまでアルバイトで働く若者が増えました。長引く不況で、就職口が見つからない若者たちは途方に暮れるばかりでした。

現在はやっと長引いた不況から脱して、若者が企業に応募するにはまさしく「売り手市場・買い手市場」と変化してきましたが…!!ですが現代の若者はいささか生きづらさみたいなものを感じています。

え?今はお金を出せば何でも物が買えるし、誰でも携帯・スマートフォンは持ち歩いてるし、パソコンにしたって好きな時に出来る環境になった便利な時代の人間なのに何故生きづらいの?って疑問を感じる方も多い事かと存じます。

その生きづらさはバブル崩壊後の招いた不況が原因でもあります。その不況な引きずりは多くの若者に影響をもたらしました。まさに「就職氷河期」のど真ん中にさらされた若者たちは特に生きづらさを感じているのではないでしょうか?

就職したくでも出来なかった、仕方がないので正社員で働けるところを探しながら、アルバイトでつないでいた事例が非常に多いからです。

それに仕事探すにしてもやたら企業側は「即戦力」を求める人材が多く、いくら応募しても不採用にされてしまう…これでは折角やる気になっている若者のこれから出そうとしている芽を潰しているようなものです。

いくら生活は豊かになっても、即戦力の言葉自体が現代の若者に圧力をかけ、生きづらさを感じさせていると言えます。ですから引きこもりやニートなど、自分に自信を失って家に閉じこもってしまう事態を招いてしまったのです。

日本政府はそういう若者の生きづらい考えなど、全然取り上げてはいません。どうしたら若者にとって、現代社会を生きやすく出来るのか、また正社員として長く働けるような世の中に築いていくにはどうするべきか?などもっと積極的に討論すべきです。

何でも曖昧な形にしてるから、何を信じたらいいのか分からなくなるのです。本当に日本政府の対応の仕方にも原因はあります!