戦後の第1次ベビーブーム!それが団塊の世代と言われる人達だ!

戦後日本はどんどん復興へ向けての再出発をしました。貧乏のどん底に落ちても近所の人達、家族、兄弟でひたすら助け合い、戦争に生き残れた喜びをかみしめてどんなことでも一生懸命取り組みました。

そしてどんどん復興進んでいきました。戦争には負けましたが、立ち直る日本人のど根性は素晴らしいものがありました!

それは終戦から2年後、第1次ベビーブームが訪れたのです。

戦争で沢山の人が命を落としたため、明治時代終わり頃世代、大正生まれ、昭和初期生まれの男性がどんどん結婚していきました。それで一気に子供を出産する家庭が多くなりました。

終戦後の混乱期に生まれた子供達が、今の「団塊の世代」と言われる人達です。しかし前々から団塊の世代とよく耳にはしてましたが、何故終戦後に生まれた人達をそう呼ぶのでしょうか?

それには作家の堺屋太一さんの小説名で「団塊の世代」がありました。それが由来の理由とされています。では具体的に団塊の世代とは昭和何年生まれの人達を指すのでしょうか?

詳しく調べますと昭和22年(1947年)~昭和24年(1949年)生まれが団塊の世代と呼ばれています。この3年間生まれの人達は約800万人です。ですから1年間に約260万人生まれていたんですね。

ですから団塊の世代の人たちが生まれたことによって、日本の人口が一気に増えて行きました。戦争で大勢の人達が亡くなったにも関わらず、大勢の若い男女が婚姻届けを出し、そして出生届を出したお蔭で、ますます日本の復興は進んでいきました。

昔から日本人は結婚したら、子供を設けるのは当たり前とされていましたから、終戦後は特にその風習が特に強かったと言えます。戦争で何もかも失くした分、子供を産むことで人口を増やしていこうといった思いがあったのでしょう。

そういえば戦争の悲惨さを知らない最初の世代が団塊の世代の人達ですね。それに戦後に生まれた子供の数にしても、総人口としてまとめるとダントツ団塊の世代が一番多いです。やはり終戦後の男女の結婚と出生数の急な増加で多いのです。

しかしこの団塊の世代を産んだ当時の両親は凄かったんですね。戦争で生きるか死ぬかの瀬戸際だったにも関わらず、結婚してどんどん子供を設けて行ったんですから。

でもこの団塊の世代の人々こそが戦後の日本を支えてきたんじゃないかと私は思います。
私の親戚にも団塊世代の人はいます。戦後のゴタゴタ時代に生まれた人なので、何処か独特な性格があるんですね。まあ色んな性格の人がいるのは当然なんですが。

知り合いにも同じように団塊世代はいます。やはり働くことには積極的で、リーダー的な存在が多いです。それに私と同じ戦後生まれのせいか、話しやすい人が多いのです。それに何でも相談できるので、頼りになります。

この時代に生まれた人達も割と兄弟は多いです。3~5人くらいが平均でしょうか。やはり兄弟が多いと、いざという時はお互い助け合えますし、絆も深いので、本当にいいな~って思います。

大きい兄や姉が小さい弟、妹の面倒を見る風習はこの団塊世代の人達で最後ではなかったんじゃないかと思います。

1つの家に大家族で暮らす風習は日本の伝統でありましたが、それも徐々に減り始めたのは日本の経済がどんどんよくなりつつあるときから始まったのではないでしょうか?