今の60代、70代は若いと言われる!それは働く人が多いから?

昔は「人生50年」と言われていました。人間、50歳になると天寿を全うする意味合いがありました。ですが現代は全く違います。人生50年どころか、もう80年、90年、挙句には100年などに変化し、それだけ人間の寿命が伸びてきた証拠でもあります。

その寿命が伸びてきた中で、現代の60代、70代はとても若く見られるようになりました。特に60代は高齢化社会の中ではまだまだ若い方に当たり、「老人」扱いされることにとても抵抗感があります。孫がいたら確実におじいちゃん、おばあちゃんなんですが、本人たちはまだまだ若い、決して老いてはいないと思っている人達が大半です。

私が初めて新社会人となった当時、定年退職は大抵55歳~60歳の間の企業が多かったです。でも近年自分がその年齢に近づきつつあって、50代での定年退職はまだまだ早い!と思うようになりました。(とは言っても、私は新社会人になったのは丁度20歳の時でしたので。)

ですが60歳での定年も近年では殆ど見られなくなり、65歳定年制が多くなりました。65歳と言えば、老齢年金を貰い始める年です。

でも超高齢化に入り、年齢が高くなっても結構体力のある人は多く、65歳を過ぎても働けるような「再雇用」制度が増えてきました。

ですから現代の60代、70代が若く見えるのは、まだまだ現役で働いている人達が多いからこそ言えるのです。私の知り合いで、団塊の世代の人達が結構いるのですが、皆さんやっぱり働き続けています。

老齢年金を貰いながら働いています。ですが団塊の世代の人たちから「もうこれからは私達の年代から老いても働き続ける必要性があるのでは?」と聞きました。これからますます高齢者人口が増えて行くのが分かっているからそういうことを話したのです。

「これからは年金だけでは暮らしていけない。」とか「厚生年金ですら毎月貰う額が減らされている。」との何とも不安な意見もチラホラ聞きました。

もう団塊の世代の人達は腹をくくっているのです。これからの高齢者は絶対に働かないと生活出来ないことなど…!!

こういうことを並べると何だかマイナス思考になってしまいがちですが、でも現代の60代、70代の皆さんって実に若々しいです。

朝早くマラソンやウオーキングして、心地よい汗を流したり、町内会で毎朝ラジオ体操に参加する人も大勢います。また朝早いアルバイトで、新聞配達をバイクや自転車でする男性も多いです。

定年後は只家にいるのではなく、今自分に何が出来るのかということで、皆さん積極的に体を動かすことを心掛けています。若い時から働いてきた人たちは、やはり65歳を過ぎても働く気満々です。再雇用で働いたり、「シルバー人材センター」へ行っては高齢者専用の求人を見て、仕事の斡旋などもしてもらっています。

ある意味、自分は働けるうちは何が何でも働く!と前向きです。

ですから若く見えてもおかしくないのです。ですから私の知り合いの65歳の女性は昔から働いていたお蔭で、肌がツヤツヤしています。本当に若く見えます。私にとっては良いお手本です。

70代になっても働いている人は多いですが、男性だとアルバイトで警備員をしています。道路工事や駐車場などで多く見ます。女性はスーパーの籠の整理整頓と言った所でしょうか。その他ビル、ホテル、駅などのトイレの掃除のアルバイトをしている60代~70代の人達も多く見ます。

高齢になっても、働ける限りはずっとそうしたいのが本音なのでしょう。働けることでいつまでも若いと言われたら、こんな嬉しいことはありません。